2007年06月03日

少年の日の思い出



このタイトルで検索すると、ヘルマン・ヘッセが大量にかかる。





で、どういうことかというと、カート・ヴォネガット逝去について書いた時に、けいとさんから「これでいいのだ」のカテゴリを指摘していただいて、なるほど!と思ってふと思い出したのが、古い映画。若い帰還兵が田舎の学校にやってきて、村人たちと交流する、おそらく監督か脚本家の実際の体験に基づいた話だと思われ、東欧のどこかの国の作品だった。タイトルもうろ覚えで、試行錯誤しているうちに、やっと分かった。





その映画の中で、先生が使う言葉が、「さあ、次へいこう」だったような気がしている。苦しいことや悲しいことが起こると、先生はこの一言で子どもたちを励ますのである。


まあなんだかんだあるけど次いこ次・・・というとちょっとまあ、マジで話しているのに上役に言われたらヤだけどさ、考え方というか生き方としてはやっぱりコレだよな、と思う。私は映画のエピソードでは、学校で飼っていた豚を処分しなければならなくなって、子どもたちが豚のとさつに立ち会うのだが、その後でできたてゆでたてのソーセージに舌鼓を打つのを覚えている。このエピソードでもどこかで「さあ、次へいこう」というセリフが出てきたような気がする。コレが実話だとすれば、監督はこのにわか先生から、「さあ、次へいこう」というとても大切なことを学んだわけだ。








で、何とかこの映画の詳細を思い出そうと思って、ヘルマン・ヘッセを掻き分けているうちに、ここにたどり着いた。


http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/5631/toybox/unknown/unknown85.html


管理人さんはワタシと同世代で、この映画の感想を書いてくれている。思わず、掲示板に感謝の書き込みをしてしまいました。NHKのテレビで、85年に放映されたことが分かった。ワタシはたぶんこの再放映を録画したはずなのだが、残念ながらそれはベータだったようで、テープは捨ててしまったようなのだ。これは今見ようと思っても、DVDやビデオは発売されなかったようで、かろうじて見つけたのが日比谷図書館の16ミリフィルムの貸し出しリストである。コレ、借りて見ようと思うと・・・映写講習を受けて団体登録をしてから・・・うーん難しいなあ。またどこかで見られないだろうか。





ところで、かの大哲学者、カントの最後の言葉が「これでよし」である。





わが人生に悔いなし、みたいな意味だと勝手に思い込んで、かっこいい、と思っていたが、「これでいいのだ」と翻訳されていたらと思うとおかしい。で、さらに調べてみると、食べ物を受け付けなくなっていたカントを心配した弟子が、薄めたワインを飲ませたら、Das ist gut! (これはうまい)といって、まもなく息を引き取った、という話らしい。


これはこれで、とてもいいのだ。


posted by rim-mei at 04:02| Comment(5) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
DVD、出てるみたいですよ。<br>http://www.yu4you.com/items/sr/dvd/item_267.html<br>このページの右上の英国旗をクリックしたら、”OK let’s go!”って英題が表示されました。まさに「さぁ、次行くか!」ですね。原題の”Idemo dalje” もそういう意味なのかはわかりませんが、それが映画テーマそのものだったのですね。そう知ったら、見てみたくなりました。<br>ちなみに。英題がわかったんで、欧州系amazonで検索かけてみましたが、引っかからなかったです。
Posted by RATTA at 2007年04月21日 15:25
すごいやRATTAさん・・・しかしこれ原語版・・・どーするどーするオレ・・・<br><br><br>題名が ”OK let’s go”の意味だとすれば、どうやら私の記憶は正しかったようですね。しかも、それが題名だったとは。
Posted by rimmei at 2007年04月21日 19:38
映画館主・F様<br>わざわざお越しいただき有難うございます。けっきょくDVD注文してしまったので、届いたらレポートします。原語版で字幕なかったらどうしようもないんですけど(笑)。学生時代にはそこそこ映画を見ていたので、あらためてサイトのほうもぼちぼち拝見させていただきます。さきほども、記憶に新しい大統領の理髪師など読ませていただいて、なるほどなるほどと楽しませていただきました。<br>「きにせんと、ネクストネクスト!」もいいですねえ(笑)
Posted by rimmei at 2007年04月23日 07:31
rimmeiさんこそ、すごいや。英語字幕のオプションがあるといいですね。レオポート、楽しみにしています。で、原題ですが、クロアチア語→英語の無料自動翻訳にかけたら、「Any Further」と出ました。まさしく「気にせんと、ネクストネクスト!」ですね。(笑
Posted by RATTA at 2007年04月23日 14:53
上で引用していただき、ありがとうございます。話題に挙げられた映画サイトの管理人です。rimmeiさんと同世代とは知りませんでした。それにしても、こんな超マイナーな映画で来ていただき、こんなに喜んでいただけるとはサイト管理人冥利に尽きます。本当にありがとうございました。ところで話かわって、「オーケー、レッツ・ゴー」ってタイトルはスゴイ(笑)。実は昔、関西の芸人さんが都合の悪い話題をふられた時に、笑いながら「気にせんと、ネクストネクスト!」と言ってたのが、そのリズムの感じも抜群ですごく気に入ったんです。まさにそのセリフそのものではありませんか(笑)!
Posted by 映画館主・F at 2007年06月03日 04:02
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